大好きな水城夢子さんへ
こんにちは、しゃむと申します。
これからの内容は1人のヲタクが推しメンとの別れを惜しんだものになりますが、暗い気持ちにならずに読んでいただきたいです。
https://twitter.com/mizuiki422/status/1717481211927617685?s=46&t=TFg07Z8e-HcVsB8_scmcYA
先日、応援していた水城夢子さんが天国に旅立たれました。
お前そんなファンじゃなかっただろ、目立ちたいだけだろと言われるんじゃないかと文章を書き起こす前に何度も考えたのですが、私にとって"水城夢子"がどれほど大きい存在で、感謝してもしきれないかというのは何かに記したいなと思い、このブログを書いています。
水城夢子さんとは
水城夢子さんの活動概要についてはこちらを是非読んでください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%9F%8E%E5%A4%A2%E5%AD%90
(以前、生誕の企画で作ったもので、詳しく彼女のことがわかります。彼女の活躍がかなり網羅されてるのでおすすめです。)
私と水城夢子さんの出会い
私が水城夢子を応援し始めてもうすぐ9年が経ちます。2014.11.27東京キネマ倶楽部で見た妄想キャリブレーションセカンドワンマンの時に彼女のパフォーマンスに目が離せなくなり、そこから細々とライブや舞台に足を運んでいます。
透明感のある歌声、気取らず、媚びない性格。独特のギャグセンス。
アイドルっぽくはなかったけれど、適当なように見えてどこか芯があってプロ意識を持って仕事をしている応援し甲斐のある子です。
顔と名前を覚えるの苦手な彼女でしたが、そんな中で、ファンのことをよく見てくれて、気にかけてくれる優しい子です。私の自慢の推しです。
約9年間、応援する熱量や現場に足を運ぶ頻度は変われど、一度も飽きたことも嫌いになったこともありません。お正月もクリスマスも彼女と過ごしましたね(※ライブorイベントです)
水城夢子さんがくれたもの
いっぱいありすぎてここには正直書ききれないんですが、彼女は私にいろんな経験をさせてくれました。
水城夢子がいなかったらさくらんぼ狩りも苔玉作りも一生しなかったし(※ファンクラブイベント)、富山でのライブがなかったら、こんなに遠征する楽しさも知らなかった。ライブ後に飲む酒も夢子のおかげで美味しかったし、観劇の感想を誰かと言い合う時間も楽しかった。
別にそれって水城夢子いなくても、とは思うかもしれませんが、彼女がそれだけ魅力的なパフォーマンスをしてくれているからこそ、ずっと応援させてくれるからこそこの時間があったと思っています。芸能界、いろんなことがあるからなかなか活動を続けるのが難しいのはヲタクをやってて思うんですけど、その中で活動し続けることを選んでくれて、活動休止中もSNSを更新してくれて感謝です。いつもいつだって、この先もっと活躍する姿を想像させてくれる水城夢子さん、本当に推せますね。
夢子推しとの出会い
前述の経験の中で、同じ趣味を楽しむ仲間と出会いました。中高生の頃、1人でライブやイベントに行ってた自分では考えられないことです。
本当にね、妄キャリのヲタクも仲が良いし、その中で夢子推しってとりわけ仲が良いんですよ。
所謂推し被りの集まりなんですが、殺伐としてないし、イベントがなくても夢子推しで飲むし、飲んだら夢子誘っとくかってなるし、妄想キャリブレーションが活動休止してからも、夢子が芸能活動休止してからも、事務所をやめてからもいまだに連絡を取り合っています。
この訃報も仲の良い夢子推しからTwitterの画像が送られてきて知りました。いや、まあ信じられなくて。でもそんな冗談こいつ言わないなって思って、Twitterの通知見たら同じ画像が出てて。
だって、頻度は少ないけどSNSの更新もあったし、インスタやTwitterにいいねとかあったし。
今はある程度理解してはいますが、実感はできないですね、活動休止してたから余計に。
正直、こんな感じだったので、1人では受け止めきれない部分もあったのですが、この発表の翌日にヲタクに飲もうと言われて、飲んできました。
もちろんこの話もしたりはしましたけど、本当いつもの飲み会で、それが何より私を安心させてくれました。皆んなそれぞれ思うことがあったんだろうとけど、笑顔で帰れるところが夢子推しっぽいです。
最近他の趣味の友人が、共通の趣味のお陰で、生活環境も年齢も違う友達がいるってすごいよね、価値があるよねって話をするのですが、私にとって水城夢子がまさにその友達を作ってくれた場所です。
ずっとこの人たちと付き合ってく気がしてますもん、最近。これからもよろしくね。
水城夢子さんとイラスト
絵については解散後、記事を書いてるので、こちらから。
私ごとですが、本当に自信がなくて。自分に自信を持つのにすごく時間がかかるんですよね。理想が高くて、自分の努力を肯定できないから、絵を人前で描くのもめちゃめちゃ苦手です。昔から絵を描くのは好きでしたが、歳をとるにつれて、周りにもっと上手い人がいる現実に落ち込み、下手な絵を外に発信するのことへの抵抗感、恥ずかしさも大きくなり、絵を描くことを外に発信することも無くなりました。
でも、彼女の生誕祭(以下生誕)をきっかけに対外的に絵を描くことが増えて、今、私は前より楽しく絵を描けてますし、のんびりではありますが、同人活動もしています。
夢子推しは自分達で何か面白いものを作ろう！みたいなノリも結構あったので、生誕のイラストや等身大パネル等色々と携わらせていただきました。大変だったけれど、夢子の門出に花を添えられることが本当に嬉しくて、ほんとその気持ちだけで描いてました。もっと上手く描いてあげたかった、スキルが追いつかなくて悔しいです。
夢子って、お互い頑張ってるねって、頑張ろうねって結構励ましてくれる子で、そのおかげで絵に限らず日々いろんなこと頑張れたなと思います。彼女も努力してるの知ってたからこそ、力をもらえていました。
彼女から最後にもらったいいねも5年前の暑中見舞いのイラストでしたね。リベンジさせてください！っていって、本人に届けることはできなかったんですけど。これもまたどこかで描きたいですね。
最後に
推しは推せる時に推せ、とはよく言いますが、いざこういう立場になってみると難しいなと思います。これからも末長くよろしくねとか言ってた人が急にいなくなっちゃうのなんて、理屈ではそんなことあるってわかるけど、想定してないんですよ。
私が好きな妄想キャリブレーションの曲ではじまりがはじまるという曲があります。
- provided courtesy of iTunes
"いろんな道があるけどこの道を選んだから
強くならなくちゃ ねぇ君もそばにいてくれる?
「でしょ?」
道を選ぶ不安な感情、覚悟、この道をファンと歩んでいくという姿が、彼女にとてもぴったりの歌詞です。今は、そばにいるって言ってるのに本当にさあ〜〜〜！なんで！！！！！って感じです。
もっともっと彼女の活躍を見届けたかったし、話したいことも山ほどあるのに。
後悔する部分はもちろんあるんですが、今したってしょうがないし、それ以上に私にいろんなものをくれて、ずっと応援させてくれたことに感謝しかありません。ありがとう嬉しいの言葉だけでは足りないとはこの感情のことなのかもしれません。
まずは、ゆっくり休んでね。本当に大好き！
推しメンの絵を描くオタクの話
私が大好きなアイドルグループ『妄想キャリブレーション』が2019年2月23日をもって活動終了いたしました。(以下妄キャリ)
これは妄キャリメンバーの水城夢子さんの絵を描いて得たことに関する記事です。
今まで表立って絵を描くことを言ってこなかったのですが、最後なので振り返らせてください。
推しメンとの出会い
私がちゃんと妄キャリを好きになったのは東京キネマ倶楽部で行われたセカンドワンマンから。
妄想キャリブレーション「妄想が止まらない」2ndワンマンライブ＠東京キネマ倶楽部（2014.11.27） https://youtu.be/oiTsG0Z-dV0 @YouTubeより
可愛らしさと力強く、どこか鋭いメッセージが共存する曲たち、オタクとアイドルの作る熱量。とてもセンセーショナルなアイドルグループでした。
そのライブで出会ったのが私の推しメン"水城夢子さん"
( twitter:https://twitter.com/mizuiki422 )
最初は直感的に気になっただけでしたが、知れば知るほど彼女の声、内面の未成熟さ、アイドルらしくないふるまい、不器用で素直な言葉に惹かれていきました。また、彼女の成長はグループの中でも特に著しく(贔屓目かもしれませんが)、自分も頑張ろうと思える存在に感じたのも今まで推してる大きな理由の一つです。
そんな彼女の姿に背中を押されたことの一つに彼女の生誕イベントがあります。
ありがたいことに現場に細々と通う間にライブ等で声をかけてもらい、知り合いも増えました。正直現場には来てないですし、私自身が偏屈かつ非社交的なため今も知り合いはあまり多くないのですが（爆笑）、夢子推しとはたくさん知り合えたかなと思います。みんなが優しいおかげです。マジで。
2016年、コミュニティが広がったおかげもあり水城夢子生誕実働(＊1)に参加します。
推しメンのイラストを描くきっかけ
実働メンバーとして入ったんですが、ひょんなことからメセカ(＊2)のイラストを任されることになりました。
声がかかったきっかけはこのツイートだったかな。
https://twitter.com/b__tg___yn_yako/status/685490015019741184?s=21
正直人前で絵を描かない人だったのでこういう場で絵を描くなんて、任されるなんて思ってませんでした。
しかもメセカですよ？！知らない人もたくさん見るし、これ大役じゃん！？て。
で描いたメセカ用イラスト。
改めて見直すと当時以上に下手くそだなと感じる点は多々あるのですが、可愛いとか似てるとか、アクリルキーホルダーにしたいねなんて言われて喜んでくれる人がいるんだなあと。
妄想キャリブレーション 水城夢子 「目の前に広がる景色は」
⇒ https://ameblo.jp/mizuki1996422/entry-12158435238.html
ケーキの飾りにもイラストを使っていただき、本人も可愛いといってくれたのが何よりも誇らしかった。貴重な経験でした。
翌年、夢子推しで生誕企画としてwebサイトを作るんですが、これは違う方がイラストを描いていて。その時、私も夢子のイラストを人と一緒に描きたい、とぼんやり思ったのを覚えてます。
その後は生誕の冊子でイラストを描いたり、個人的なファンレターでイラスト描いたり陰ながら(?)イラストを描くことはありました。ツイッターにも書かず、夢子本人にもあまりちゃんと言ってこなかったので、本人も知ってるかわからないのですが（笑）。この頃から絵を描くことで好きという気持ちを伝えられることの楽しさを感じてきたように思います。
ラストライブのイラスト
ラストツアー富山公演の日、夢子推しのyoshiさんからファイナルライブの夢子のフラスタイラスト描かない？とお話をいただきました。
正直、他の人みたいに絵も上手くないし、表立って絵を描くのは好きじゃない。現実的に時間もない。
でも、最後に記念の場に関われること、絵という形で愛を届けられるありがたさから奮い立たされ、今に至ります。今回機会をくださった方々、本当にありがとうございます。感謝してもしきれません。
https://twitter.com/ueno_hanasui/status/1099146285322387457?s=21
描き終えた時はあまり実感がなかったのですが、お花屋さんが納品した写真をツイッターで見て、会場で実物を見て、多くの人が写真を撮ってる姿を見て、このラストライブに彩りを添えることができたかなと勝手ですが思えました。
そして、2年前、夢子の絵を誰かと一緒に描きたいと漠然と感じましたが、こんな晴れ舞台で他の妄キャリが好きな人たちと叶えることができてすごく、すごく、嬉しかった。
最後に
私は今も自分の絵は好きではないですし、人前で絵を描くのも得意ではないです。
でも、好きなものを描くにあたって、上手い下手以上に大切なことがあると思うんです。
"好きな気持ち"
今回、今までの妄キャリを振り返り、推しメンを描いて確信しました。水城夢子のことを何にも負けない愛情を持って描いてこれたなと。
心から、自信を持って言えます。
妄想キャリブレーションは活動終了しましたが、彼女はまだ表舞台で活動します。
絵を描く機会がある。
また何かの機会に彼女の魅力を絵に残すことができたらいいなと思います。
私にたくさんの幸せをくれた推しメン、妄キャリ、本当にありがとう。
written by しゃむ(@b__tg___yn_yako)
＊1 生誕実働:アイドルの生誕企画を盛り上げるファン主体のグループ
＊2メセカ:メッセージカード
ファンから誕生日を祝うメッセージをもらい、最後にアイドルにプレゼントする。
