推しメンの絵を描くオタクの話
私が大好きなアイドルグループ『妄想キャリブレーション』が2019年2月23日をもって活動終了いたしました。(以下妄キャリ)
これは妄キャリメンバーの水城夢子さんの絵を描いて得たことに関する記事です。
今まで表立って絵を描くことを言ってこなかったのですが、最後なので振り返らせてください。
推しメンとの出会い
私がちゃんと妄キャリを好きになったのは東京キネマ倶楽部で行われたセカンドワンマンから。
妄想キャリブレーション「妄想が止まらない」2ndワンマンライブ@東京キネマ倶楽部(2014.11.27) https://youtu.be/oiTsG0Z-dV0 @YouTubeより
可愛らしさと力強く、どこか鋭いメッセージが共存する曲たち、オタクとアイドルの作る熱量。とてもセンセーショナルなアイドルグループでした。
そのライブで出会ったのが私の推しメン"水城夢子さん"
( twitter:https://twitter.com/mizuiki422 )
最初は直感的に気になっただけでしたが、知れば知るほど彼女の声、内面の未成熟さ、アイドルらしくないふるまい、不器用で素直な言葉に惹かれていきました。また、彼女の成長はグループの中でも特に著しく(贔屓目かもしれませんが)、自分も頑張ろうと思える存在に感じたのも今まで推してる大きな理由の一つです。
そんな彼女の姿に背中を押されたことの一つに彼女の生誕イベントがあります。
ありがたいことに現場に細々と通う間にライブ等で声をかけてもらい、知り合いも増えました。正直現場には来てないですし、私自身が偏屈かつ非社交的なため今も知り合いはあまり多くないのですが(爆笑)、夢子推しとはたくさん知り合えたかなと思います。みんなが優しいおかげです。マジで。
2016年、コミュニティが広がったおかげもあり水城夢子生誕実働(*1)に参加します。
推しメンのイラストを描くきっかけ
実働メンバーとして入ったんですが、ひょんなことからメセカ(*2)のイラストを任されることになりました。
声がかかったきっかけはこのツイートだったかな。
https://twitter.com/b__tg___yn_yako/status/685490015019741184?s=21
正直人前で絵を描かない人だったのでこういう場で絵を描くなんて、任されるなんて思ってませんでした。
しかもメセカですよ?!知らない人もたくさん見るし、これ大役じゃん!?て。
で描いたメセカ用イラスト。
改めて見直すと当時以上に下手くそだなと感じる点は多々あるのですが、可愛いとか似てるとか、アクリルキーホルダーにしたいねなんて言われて喜んでくれる人がいるんだなあと。
妄想キャリブレーション 水城夢子 「目の前に広がる景色は」
⇒ https://ameblo.jp/mizuki1996422/entry-12158435238.html
ケーキの飾りにもイラストを使っていただき、本人も可愛いといってくれたのが何よりも誇らしかった。貴重な経験でした。
翌年、夢子推しで生誕企画としてwebサイトを作るんですが、これは違う方がイラストを描いていて。その時、私も夢子のイラストを人と一緒に描きたい、とぼんやり思ったのを覚えてます。
その後は生誕の冊子でイラストを描いたり、個人的なファンレターでイラスト描いたり陰ながら(?)イラストを描くことはありました。ツイッターにも書かず、夢子本人にもあまりちゃんと言ってこなかったので、本人も知ってるかわからないのですが(笑)。この頃から絵を描くことで好きという気持ちを伝えられることの楽しさを感じてきたように思います。
ラストライブのイラスト
ラストツアー富山公演の日、夢子推しのyoshiさんからファイナルライブの夢子のフラスタイラスト描かない?とお話をいただきました。
正直、他の人みたいに絵も上手くないし、表立って絵を描くのは好きじゃない。現実的に時間もない。
でも、最後に記念の場に関われること、絵という形で愛を届けられるありがたさから奮い立たされ、今に至ります。今回機会をくださった方々、本当にありがとうございます。感謝してもしきれません。
https://twitter.com/ueno_hanasui/status/1099146285322387457?s=21
描き終えた時はあまり実感がなかったのですが、お花屋さんが納品した写真をツイッターで見て、会場で実物を見て、多くの人が写真を撮ってる姿を見て、このラストライブに彩りを添えることができたかなと勝手ですが思えました。
そして、2年前、夢子の絵を誰かと一緒に描きたいと漠然と感じましたが、こんな晴れ舞台で他の妄キャリが好きな人たちと叶えることができてすごく、すごく、嬉しかった。
最後に
私は今も自分の絵は好きではないですし、人前で絵を描くのも得意ではないです。
でも、好きなものを描くにあたって、上手い下手以上に大切なことがあると思うんです。
"好きな気持ち"
今回、今までの妄キャリを振り返り、推しメンを描いて確信しました。水城夢子のことを何にも負けない愛情を持って描いてこれたなと。
心から、自信を持って言えます。
妄想キャリブレーションは活動終了しましたが、彼女はまだ表舞台で活動します。
絵を描く機会がある。
また何かの機会に彼女の魅力を絵に残すことができたらいいなと思います。
私にたくさんの幸せをくれた推しメン、妄キャリ、本当にありがとう。
written by しゃむ(@b__tg___yn_yako)
*1 生誕実働:アイドルの生誕企画を盛り上げるファン主体のグループ
*2メセカ:メッセージカード
ファンから誕生日を祝うメッセージをもらい、最後にアイドルにプレゼントする。